好喜心は何とかをなんとか

宮尾美也さんのことを中心とした私趣味のことを書いたブログです。毎週末付近に更新予定。

奇跡の目撃者

 

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ブルアカの話。


つい先日、ブルーアーカイブ最終章シナリオの締めくくりである『 プレナパテス決戦』が終了しました。いつもの私なら、まぁ…おいおいやろうかな、くらいに構えて居たのですが、それはそれは恐ろしいくらいにツイッターにはネ タバレ画像が出てくるわけで、さすがにこれは耐えられないなということで、駆け足で最終章を堪能してきました。


結論から言うと、めちゃくちゃ面白かった。

なので、その感想を少し話してみたいと思います。

 

【以下より、ブルアカ最終章のネタバレを含みます。】

 

 

 

 

 

 

【最終章感想】


さて、最終章のシナリオですが、キヴォトスの終焉を阻止するため に先生と生徒たちが奮闘していくのですが、まずvol.1からして熱い。先生が誘拐されそれを奪還、護衛していくみんなの雄姿が見ていて気持ちを熱くさせます。 特に、救援に来てくれたRABBIT小隊の安定感よ。窓ぶち割ってきてくれた時は、最高でした。ここ、アニメになんないかな。

 


結構、Vol.1から話は動きますし、後述するイベントとの関係で少し先の展開を知った状態で、見ていたわけですが、何も知らない状態だったら、 このVol.1での出来事だけでは今度どうなっていくのか、めちゃくちゃ気になると思います。


さてそんな最終章ですが、シナリオ開放時期に合わせてイベントも開催されており、それも個人的には面白いなと感じました。私は、報酬が貰えるということで、シナリオは追いついていないながらもイベントには参加しストーリーを読んでいたので、ちょっと話が前後してしいい、『虚妄のサンクトゥム攻略 戦』辺りは、ちょっと話の流れが分かんなくなってました。まぁ、それでも面白い。

 

同じように『アトラハシースの箱舟占領戦』もイベントだけ先に遊んでいたので、シロコ・テラーが色彩に触れたシロコではないというのは既に知った状態だったので、ここは少し残念な気持ちになりました。いやまぁ、自分が悪いのですが。

 

そんな風に、先にイベントを楽しんでおり、先のストーリーをかじっていても、最終章シナリオは面白い。サンクトゥム攻略にあたり、裏ではこんなことが起きていたとか、箱舟が動き出すまでや、アリスが主砲で敵基地のバリアを破壊するところなど、イベントのシナリオを読んだところで、この読みごたえと満足感は損なわれないと思います。


そもそも、自分が一番イベントのためにシナリオを進めないといけないと感じたのは、コレです。

 

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最終章ラスボスにあたる、プレナパテスとの戦いは4章6話まで進めていないと戦えない。
これは参った。これを知ったのがイベント終了10日前だったので休日を使って一気に読み進めました。


実際、この仕様を知った時点ではカルバノグの兎編すらまだ読んでいなかったので結構大変でした。

 


6話まで進めて、いよいよプレナパテスとの最後の戦いです。

 


気合い入れていこう。と挑んでみたら、まさかのイベントバトルで少し拍子抜けしてしまいましたが、直前のシナリオで基地内のみんなが先生の下に向かっているというその状況通り、全員で戦っており、総力戦って感じで、そこは何とも胸が高まりました。やっぱり熱いよ。

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バトル自体は3部構成になっており、まずプレナパテスに主砲を当てるまで。次に脱出シーケンスを用いて戦闘をする生徒を逃がしていくパートに移るのですが、ここでようやくプレイヤーが操作できるようになるのは、ちょっとゲーム作るの上手いでしょ、と思った。自分の手で生徒を選んで逃がしていくってのが、指揮をこちら側に委ねられているようで、ここも興奮ポ イントでした。


なんか無性にまずアビドス以外の生徒を逃がしていき、アビドスの面々も逃がしたうえで、最後にシロコを逃がすのが自分の中では一番キレイな感じがしました。


この間も、生徒は戦闘をし続けており、プレナパテスもHPが残り 2しかないにも関わらず、最後までシロコ・テラーの盾になるように戦っていたのは、さすがに胸に来るものがありました。

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そして、全員を逃がし脱出シーケンスの残りが1回になったところで最終パートへ移行するためのシナリオが挟まります。先生が、どんな思いで色彩に触れてまでも生徒のことを思っていたかが、ここで話されるのですが、もうこの辺りはボロボロに泣きながら読んでいました。

 

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プレナパテスこと、別の時間軸の先生から生徒を頼みますと言われ、それに応えるというのは、ここ最近自分が見たシナリオの中では上位に匹敵するくらい、胸が熱くなった場面でもあります。

 

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そうして、ボロボロと涙をこぼし、胸の奥が何とも言えない高揚感を感じたまま最終パートへ。


残った最後の脱出シーケンスを、シロコ・テラーに使ってあげる。


これを考えるシナリオもそうですけど、これをプレイヤーが自分で対象を選ばせるってところが本当に素敵だなって思います。極端な話ですが、プレナパテスから託される部分はSKIP出来ても、自分がシロコ・テラーを救うところはSKIP出来ないんですよ!自分の手で生徒を助けてあげるんです!この体験がどれほど熱いものか!


この脱出シーケンスを用いて、シロコ・テラーを助けるってことに気づいたとき、私は「こんなんズルいって!良すぎるって!」など、心に溜まっていた思いを吐露してしまったのを覚えています。しつこいですが、ここはネタバ レを食らっていなかったので、本当に驚きました。ゲームって面白いな!って感じるほどに。

 

話を戻します。


シロコ・テラーを助けるために、脱出シーケンスを用いるのですが 、私の手はすぐには動きませんでした。たとえ肉体がすでに動かなくなっていたとしても、シロコ・テラーにしてみたら、プレナパテスは先生な訳です。最後の時間くらい作ってあげましょう。


時間が許す限り、2人の時間を作ってあげる。

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ゲームのシステム上、何か会話があるわけではありませんが、2人の時間を過ごせるのはこれが最後だなって思うと、自然とこういう形が最良だなと感じてしまいました。

 

10..9..8..


終わりが近づいてきます。


7..6..5..


もういいかい、シロコ…


4..3..


プレナパテス…あとは任せろ!


2..1..


いくぞ、シロコ!脱出だ。


脱出シーケンスの対象にとり、消えていくシロコ・テラー。それを見送り力尽きるようにHP2のプレナパテスにダメージが入る。


あぁ…終わった…。
この長い戦いが終わった…

 

 

 

 

 

 

 

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!!!!!!!??????



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え?え?なんで?

 

逃がしたじゃん、なんで失敗?


何か間違えた?

 


もしかして、脱出した後も少し判定残っているから、残り1秒で逃がすと失敗しちゃうって感じ???

 

 


さすがの展開に、零れていた涙も緩み、衝撃と、自分のどんくささに笑ってしまい、泣きながら笑うという奇妙な状態になりました。こんな感じで 、もう一回戦うの?どこからやるの?え?主砲のとこから?


この展開には、託したはずのプレナパテスも草葉の陰で泣いてます 。

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仕方ないので、もう一度プレナパテス決戦をはじめから。

 

最終パートまで到達し、今度は1分の時間を残して無事にシロコ・ テラーも脱出完了。

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なんだろう、この気持ち。

感動したいのに上手くできないもどかしさ。

 

 

こうして、うまく閉まらない感じで私のプレナパテス決戦は幕を閉じました。

 

 

 

 

【これからの展望】


決戦後はEDのような歌が流れ、エピローグに。

プラナちゃんとアロナちゃん2人が話すところは微笑ましくもあり 、また1人どこかへ行こうとするプラナちゃんを家はそっちじゃない、と言って家族のように振舞い一緒にいるよう説得したのは、綺麗な纏まり方だし、プレイヤー側にとってもいいサプライズでした。そして、そのあと本当にゲーム自体にもプラナちゃんがガイド役で登場するようになるという演出は、オタクがみんな好きなやつの一つかと。

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当初、最終章とは言われていたものの蓋を開けてみれば、クズノハ関連で謎が残っていたり、防衛室長の問題もあったり、何よりシロコ・テラーの今後などなど、まだまだ続きそうな雰囲気を感じ取れて一安心しました。続きますよね、大丈夫よね…。

 

といった、具合に最終章の感想をダラダラと書きなぐってみました 。

 

改めて、このシナリオはとても面白かったように思います。ストーリーの内容という点もそうですが、個人的にはプレイヤーが重要な場面での選択をしたりといった没入感のようなものを強く感じました。遊んでいて、面白い! と感じたスマホアプリは本当にひさしぶりな感じがします。


また、前述したようにシナリオが本当に面白い。シリアスなところはちゃんとやりつつ、急にギャグみたいなパートを突っ込んできたりしてきて、 感情が忙しいです。美食研究会+フウカといった、映るだけで面白い面子がバカみたいなノリでバカやって、結果めちゃくちゃ貢献しているといったノリは本当に笑わせてもらいました。

 

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そうした意味では、エピローグでのシロコとシロコ・テラーのこの場面も。

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こっちもだよ!!


なんで銀行強盗で分かりあってんの?


こうした、びっくり水のようなシナリオに唐突にぶち込まれるギャグは、ブルアカシナリオのいいところのように思いますし、センスが天才的だと感じます。

 

本当に面白かった。今後、次のメインストーリーがあるかは現状で は分からないのですが、折角ストーリーの最先端にいるのだから、ストーリーが更新されたらすぐにでも楽しみたいと思います。

 

ありがとう、Yostar。
最高の時間をありがとう。

 

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