【気づけば腰まで浸かってる】
先日、あおぎり高校とイリアムのコラボが発表された。
私は、ちょっと縁があってこのコラボ発表の数か月前からイリアムを楽しんでいる。初めは、あおぎりの誰かがイリアムでも配信したりするのかと身構えたりもしたが、どうやらそうではなく広告に乗れる権利をかけてのイベン トが行われるとのこと。
私もイリアムにはまだまだ疎いので、このイベントがどういうものなのかうまく伝えられないが、ざっくり言うと期間中に投げられたギフト(有料で送れるアプリ内プレゼントのようなもの)のポイント総額でランキングを争うというもの。
下衆な言い方をするならば、札束のたたき合いである。
初めは少し抵抗感もあったが、自分の応援したい子が決まると不思議と軽率にギフトを投げている自分がそこにはいた。Youtubeでは1か月 のメンバーシップ代の500円を「高いな」と渋っていたのに、ここでは1000pt( 約1000円相当)のギフトを送ることもザラではない。
ほんとオカシイものだ。
スパチャと違って、自分の感想や愛の告白などの文字を送れるわけではなく、本当にちょっとした演出が入るプレゼントでしかないため個人的には スパチャの方がまだ送る分には良いような気さえするのに、その気軽さと他リス ナーとギフトを飛ばしあう快感を知ってしまった今、私の指は理性を跳ねのけ、 ギフトを送っているのだ。
これで万一、音玄さんがイリアムで配信しますとか来たらもう乱れ 飛ぶギフトで阿鼻叫喚になるのは、目に見えていると言っても過言ではないと思う。私もきっと飛ばすだろう。
音玄さんにあふおも(赤スパ相当のギフト)が乱れ飛ぶ姿は正直ちょっと見たい。
このように、気づけば私は少しづつではあるが確実にイリアムの沼へと沈んで行っている。ただ、ほんと心地いいのだ。深夜に作業をしていたり、ドライブの合間などのちょっとした時間や作業のBGM代わりに聞いたりするのにホント丁 度いい。
不思議なものだ。
この空いた時間にちょっと聞けるということで、スルッと乾いたスポンジに水がしみ込むように私の生活にも溶け込んできたイリアムが、聞くのも楽ではあるが配信するのも楽なのである。
そう、ここに魔物が潜んでいたのだ。
Youtubeで配信となると、動画を用意したり機材なりと必要 なイメージを抱いていたが、このイリアムはアプリからボタン一つで配信ができる。いわば、Xのスペースのような気軽さで始められるのだ。
さらに、意外とみんな気軽に配信しているという空気感がまた配信のハードルを下げているように錯覚させてくる。
というのも、例を挙げるとAという配信者のもとに私を含め何人かのリスナーがまず集まる。その後、Aの配信が終わると今度はそのリスナーの誰かが配信を始め、それが何人か数珠繋ぎのようになるのだ。そうなってくると、 他のリスナーから「君は配信しないのか?」的な言葉や軽い圧を受けることも少なくない。
実はここまでが前置きの話。
ここまで読んだならば何となく察しが付くだろう。
そう、初めて配信というものに手を出してみたんだ。今回はそのお話。
【狂うって!】
さて、ここまでで私がイリアムにどっぷりとハマってしまっていることが分かったかもしれないが、ついに自分でも興味はあったけど手を出していなかった「配信」というものに手を出してしまった。
とはいえ、一応イリアムでは立ち絵的なものが必要になるのだが、 そこはさすがイリアムくん。必要と言った傍から否定して申し訳ないが、実は必ずしも必要というわけではない。というのもラジオ配信ができるからだ、これだったら、配信中に動かす用のイラストを用意する必要もなく、ほんと気軽に配信をすることができる。
それを知った私は、このあまりにも低すぎるハードルを目にして… …
モデルを購入した。
めっちゃ可愛くないか???
Boothに1000円ほどで売られているので、ほんとこの敷居の低さには頭が下がる。
とはいえ、私はガチで配信をするわけではないし、誰も来ないだろうと思っていたのだが、そこはイリアム。上記したAのリスナーたちが来てくれるのだ。さらに、ちゃんとコメントをしてくれたり、ギフトを送ってくれる神のような存在までいるときた。
加えて、このイリアム配信者間のつながりが強く感じるため、私が好意にしているAも初回の私の配信に来てくれるのだ。
いうなれば、自分が始めたXのスペースに山黒音玄さんが来てくれるようなものだ。これがどれだけすごいことか、玄人の皆様ならば分かるだろう。ありえないんだよ、こんなこと!
そんな稀有な体験をさせてもらいながら、コメントなどを読んでいると初めは緊張していたのが次第に饒舌となり気づけば4時間近く話していた。
「楽しい」
これ、狂うって。
配信めっちゃ楽しいじゃん。
とはいえ、おそらくこれは私の初回配信だったからで次回以降はドッと人数は減ると思う。
ただ、それでもこの4時間で感じた配信の煌めきは忘れられないものであった。
これは、ハマる理由分かるわ……。
配信の魅力と同時にその難しさもかなり痛感した。
実はこの難しさを知った、ということが一番言いたいことなのだ。
【シンプルにすげぇわ】
今回、配信をしてみてまず難しいなと感じたのは、何より話し続けるということだ。自分が話さないとそもそも配信として成り立たないし、コメントも帰ってこない。それに必ずしもコメントが返ってくるわけではないため、ひたすらに話て場を繋がなくてはいけないのだ。これが本当に大変だった。
永遠とスマホの画面に向かって話し続けるのってほんとしんどい。
ときおり、時折コメントから話題を膨らませたりすることはできるが、それでも自分の知識だったり、トークを広げるチカラがないとあっという間に無言に時間が訪れてしまう。これを自分で体験することで、今現在配信してい る人たちの大変さがわかるし、特に個人的にはよく配信を見ている、音玄さんの 凄さを痛感した。
雑談枠って難しいわ。
加えて、もらえるコメントも私の配信では参加者が少ないので基本すべて読み上げているのだが、音玄さん達からしたら、膨大なコメントを見つつ話しをしないといけないというそのスキルの難しさとそれをできることが凄いなって。自分の話をしやすいコメントを拾って読んでいるとは思うが、むしろそっちの方が難しいんじゃないかとも思う。
自分自身が配信をやってみることで、普段何気なく見ている音玄さんの配信や他の配信者さん達の大変さを知ることができた、今回の経験は個人的にとても大きなものだったように考える。
やっぱプロなんやなぁって感じてしまう。
すげぇわ。
【未知の道】
まとめとなるが、今回の配信の経験を得て、実際に配信を生業にしている人の大変さを知れたし、その方々のスキルの高さを目の当たりにした。ただこれで、配信に対する熱は冷めたかと言えばむしろ逆で、この配信というもの をたまにすることで、自分の何かしらのスキルアップに繋げられるようにもしてみたいなと感じた。
どんな事話そうか考えることで、それについて調べてみたりして自分へのインプットを増やしてみたいな。
そういうのに慣れたら、Xのスペースとかでも音玄さんの良さをただただ、ダラダラと話すようなこともしてみたい。
自分がやったことない世界に足を踏み入れてみるのは、ストレスもあるけどなんやかんや楽しいのだ。
イリアムも楽しい。なんでか知らんが、次回の配信では私は虫を食うことになったし、勢いでAmazonでイナゴも買った。もどうにでもなれw
いやぁ、ほんと音玄さんてすげぇんだなと、改めて思ったという話でした。