始まりは11月に公式から提供されたこの山黒音玄王の動画だった。
このあおぎりメンバーのことをクイズ形式で紹介?、紐解いていくこの企画の第一弾が出た時から山黒音玄さん回を非常に待ち望んでいたので、このサムネを見た時は嬉しくて、すぐに見ずにあえて1日温めた。
カレーも2日目からが美味い。
あえて、1日熟成させてから見たその動画はめちゃくちゃ面白かったが、正直『あれ?こんなもん?』という気持ちもあった。
確かに好きな数字を聞かれて『2。何か2って美味しそう』と答えた辺りは、らしさを感じた。だが、自分が思い描いていた山黒音玄さんより丸い答えだなぁと思ってしまっている自分もいた。
※余談だが、自分も『2』を食べた。
まだまだ音玄さんを知って日が浅い自分がそう思うのはなんともおこがましいのだが、自分の中での音玄さんのイメージが実際の音玄さんと離れてしまっているように感じてしまい、少し寂しさもあったのだ。
私は音玄さんを少々クレイジーな人に捉え過ぎていたのかもしれない。
ほんの少しの寂しさを抱えながら過ごしていたが、後日この気持ちはいい意味で裏切られることとなる。
それがこの動画だ。
今回の音玄王の裏話を交えつつ、本編動画ではカットされたところを更に加えた真の音玄王を決めるというモノ。
練習問題にて、自身の前世が『ハムスター』と本編では答えていたが、実際は『ハムスターと吸血鬼のキメラ』と答えていたと本人の口から出た時に私は稲妻に打たれたような衝撃だった。
コレだ!
コレコレコレコレコレコレコレコレコレコレコレコレコレコレコレコレコレコレコレコレコレコレコレコレコレコレコレコレコレコレコレコレコレコレ!!!!!!!!
これが、私の好きになった山黒音玄さんだ!
やはり本編は少し味付けをされていたんだ。
この自分の思考の外側の存在感に当てられる感じをずっと私は彼女に求めていたんだ。
開始数分でその世界に引き込まれてたので、配信を見終わるのはあっという間に感じた。
繰り出される、なんだそれwと言いたくなるような奇天烈な回答に振り回されながらも、自分が描いた音玄さん像を頼りに問題を解いていく。
結果は0点。
本編も0点。
少し落ち込んだ。
私は彼女の事を何も知らない。
音玄さんも当然、私を知らない。
互いに知らない同士は寂しすぎる。
なので、私はそこに一石を投じた。
知らなければ、知れば良いのだ。
そして、私は一歩足を進めた。
よろしくお願いしますね、先輩玄人の皆々様。
かくして、私は依然、音玄さんの沼にハマり続けている。
沼で息などできようか。
私が水面に顔をあげる日は、まだ当分先のようだ。