【沼に足を入れるまで】
以前のブログで、あおぎり高校というVtuberグループにハマったという話をしました。
それからというもの、結構な頻度で更新されるshorts動画を見たり、企画動画を見ているとだんだんと自分の中でお気に入りの人が出来てくるようになってきた。
それを自覚してからは、その方が出演している企画動画やshortsを繰り返し見るようになり、気になる→動画見る→もっと気になる→動画見る→…のループに見事に陥っ てしまい、『完全爆弾解除マニュアル:Keep Talking and Nobody Explodes』の切り抜きを見て、一気に惹かれてしまった。
それが、こちら。
私のお気に入りである、山黒音玄さん。
個人的に私が彼女を気に入った点を挙げるとすると、シンプルに見 た目がまず好み。
黒を基調とした衣装に銀色の上というのが個人的に刺さった。
次に、3Dモデルで判明したのだが背がちっちゃい。ほかのあおぎりのメンバーより身長が低く、背の低い子が好きな私にココも刺さった。
そして、声。これが一番大きい理由かもしれないが、声が好き。
ちょっとふにゃふにゃとした声が聴いていて、とても心地いい。
これらの要素がアイアンメイデンのごとく私の感性を貫いていった 。
また、彼女を知ったタイミングもお気に入りになった大きな要素だったと思う。というのも、音玄さんを知った時、私はちょうど病気になって床に臥しており、毎日高熱と倦怠感で夜も満足に眠れずにいた。
そこで、何か気を紛らわそうとして試しに1回、山黒音玄さんのASMR(以下、あすもあと称す)を聞いてみた。
この1回が甘かった。
あすもあを聞くと、夜は不思議と眠ることが出来たのだ。
それ以降、しばらくの間は音玄さんのあすもあを聞いて寝るという日々が続き、気づけば私の頭は、『寝る=音玄さんのあすもあを聞く』、と紐づけられてしまい、夜になると彼女のあすもあを聞きたいという欲求に駆られるように調教されてしまった。
そこからというのは早かった。
元々、熱しやすい性分なため、とりあえずYouTubeにある音玄さんの動画をいくつか見てみた。1本あたりの動画時間は長かったが、ちょうど病気でしばらく仕事にも行けず時間だけはあったので、特に気にすることはなかった。
動画をみて、Twitterでハッシュタグをつけて動画の感想を呟くと、音玄さんからイイねが貰えるというサイクルに落ちた私は、自分でも気づかない内にどんどんとのめり込んでいった。
そんな日々を過ごしていると、前の記事では生配信に対して抵抗があると言ったにも関わらず、生配信も見てみたくなってしまう。
だってそうだろう、アーカイブで残っている動画もイイが、生配信は今の音玄さんが見られるんだ。
今、この時間を共有出来るんだ。
とりあえず、1回…。
とりあえず1回だけ見てみよう。
そう決意して生配信を見てみた。
この1回が甘かった。
たしか、YouTuberチップスの開封動画だったと思う。カードの袋が開けにくいらしく、パワーで開けている音玄ちゃんを見て、ふとコメントを残した。
するとどうだろう。そのコメントが音玄ちゃんに拾われるのだ。もうその高揚感はなんとも言えなかった。頭が浮ついたまま、一通りその生配信を見る。
すると、まもなく音玄ちゃんの誕生日だというではないか。これはきっと何かしらのサインだ。誕生日前に彼女を知ることが出来たということはきっとそうだ。
この時、心にはある思いがあった。
郷に入っては、郷に従えというし、やってみるか…Vtuberの風習(?)である
スパチャってやつを…!?
【沼に頭まで浸かるまで】
誕生日に生配信があることは通知で知っていた。なんなら、誕生日カウントダウン配信なんてのもあるみたいだ。
やるならここだ。
誕生日になったら、おめでとうの言葉とあすもあに助けられた事を報告しよう。そうこれはありがとう代なんだ。良くしてもらったお礼なんだ。
とか、なんとか言い訳を自分なりに考えていたように思う。
1回だけ…
1回だけやってみよう…
そして、配信の中盤辺りで私は人生初のスパチャを飛ばしたのであった。
のちに、この1回も甘かったことを思い知る。
スパチャの内容は隠すが、上記のような誕生日おめでとうとお礼の文章を述べた。
ただ、配信中は高額なスパチャや大量のスパチャが飛ぶため、特別コメントなどは拾われなかったように思う。
ただ、ここでスパチャをした事で、何かしら自分の中のハードルがまた一つ下がったような気がした、コレにハマるのはマズイ。そんな事を考えていた。
配信も終盤になり、スパチャ読みというコーナーに移った。これは配信中に送られてきたスパチャに対してコメントしたり、送った人にありがとうを言ったりするコーナーなのだが、アーカイブでは私は飛ばすことが多かった。
ただ、今日はスパチャも送っているし、どんなモノなのか気になるので見続ける。誕生日ということでスパチャを送った人が多いので、なかなか自分の名前が呼ばれない。
40分ほどして、ついに自分の名前が音玄ちから発せられると、頭の中に気持ち汁がどっっっっぱぁぁぁ!っと出た。
なんならコメントにも触れてもらえて、めちゃくちゃ気持ち良かった。
これは確かにハマる人がいるのも分かる。
分かってしまう。
この1回のスパチャは、やはり私の中のスパチャに対しての抵抗のハードルを静かに下げており、気づけば音玄ちの誕生日生配信でも前に送ったモノと同金額のスパチャを送っていた。
スパチャに嫌悪感を示していた自分はもういない。そこにいたのはVtuberにハマった1人のオタクがいた。
【一旦、沼から顔を出す】
とまぁ、上記のようにVtuberをよく知らなかったオタクが、気がつけば1人推しを作ってしまったわけである。
ここからは、ねくろちの良さというよりは、初めてスパチャをしてみての個人的な思いを述べていきたい。
とりあえず、単刀直入に言うと、高い。
今回コメントを書くのに、私は610円を支払った訳だが、610円とこれだけ書くとそこまで高額な感じはしない。
俗に赤スパと呼ばれるような1万円以上のスパチャに比べれば大した金額ではないが、それでも高いと感じるのである。
というのも、この610円が有れば出来ることというのを考えてしまうからだ。
そして、自分の中でコメントを書くのに610円を払うということに抵抗というか違和感があるのかもしれない。
スパチャ読みで名前を読み上げてもらえたり、ねくろちを応援しているんだ!という気持ちもあると思うしそれも理解しているつもりだ。
そして、名前を呼んでもらえるという事が、ここまで気持ちいいモノだということを再認識できた。
私自身もスパチャ読みで名前を読まれて気持ち良さがあったことは認める。ただ、個人的には自分がお気に入りのラジオに送ったメールが採用されて、名前を呼んでもらえる方が、このスパチャ読みより遥かに気持ちよさが勝っていたのだ。
言い方は悪いだろうが、お金を払って名前を呼んでもらうより、ラジオで名前を呼ばれた方が、メールが採用される事で、自分の実力なりセンスを認められたような気がして気持ちよかった。
だからこそ、スパチャって高いなって思う。
第一、考えてみてほしい。
610円だよ、610円。これだけあれば、ランチも出来るし、何よりねくろちのメンバーシップにだって入る事が出来るんだぜ。
え、てかそう思うとメンバーシップって安いな。
月500円か。
郷に入っては何とやらって言うしな。
500円でメンバー限定動画も見られるようになるなんてお得じゃないか。
んー、試しに1回だけ。
1ヶ月だけ入ってみるか…な。
そして、ずるずると甘い世界に堕ちていく。
ここまで来たら、ねくろちの沼にとことん堕ちてみるか。息継ぎは一旦置いておこう。
沼の中で息など出来ようか。