好喜心は何とかをなんとか

宮尾美也さんのことを中心とした私趣味のことを書いたブログです。毎週末付近に更新予定。

どくはく【5】

f:id:nama-kara-age:20231117052706j:image

 

どうしたものか、ここ最近はブログを書く手が重く筆が進まない。


というのも、元より私はこのブログは自分の鬱屈とした気持ちがあるときなど自分の気持ちが沈んでいるときに書くことが多かったので、ある意味ここ最近は自分の気持ちが落ち込んでいなかったということで、体調的には良かったのかもしれない。


かといって、そうした心境でないために書く気がないのかと言ったら、それもまた違って書きたいことはいくらもある。ようするにほかの楽しいことが多くて、面倒になっていたんだろうと、個人的には思っている。


その楽しいことの中に『モンスターストライク(以下、モンストと称す)』が含まれている。今年でリリースから10年経つというとんでもないスマホゲーであり、私も亀クエストが時間制だったころから遊んではいるがここ数 年は気になったコラボの時や、年始にガチャを引く程度でそんなに身を入れて遊んではいなかった。

 

状況が変わったのはここ最近である。ホロライブに所属している兎田ぺこらさんがモンストを始めたのだ。

 

とはいえ、私自身ぺこらさんの配信を見たりして彼女に興味や好意が特別あるわけではない。なので彼女がモンストを始めるという情報を見た時にも特別何も感情はわかずただ「へぇ~」と流した程度であった。

 

ではなぜ、ぺこらさんがモンストを始めたことが私のモンスト熱を再燃させたかというと、彼女のランクが上がる速さであった。ここでいうランクというのはプレイヤーレベルを指していてクエストをクリアしたりすることで手に入る経験値で上がっていくものなのだが、彼女はプレイを始めて数日でランク400に到達したのだ。

 

このランク400というものが特別凄いかどうかは今は置いておいて、このランク400の知らせをXで見たとき、私のランクはまだ380程度であった。およそ、9年ほど先にプレイしていた私より、ここ数年はやる気もなく適当に遊んでいたとはいえ、そのランクを抜いていったことに衝撃を覚えた。


ただ、ここでの衝撃というものは決してランクを抜かされたことによるものではない。おおよそ9年というビハインドがあったとしてもランクを上げる情報や熱意があれば、でこんなにもあっけなく抜かされてしまうのだということが怖かったのだ。きっと、これはモンストに限った話ではないように思う。


たとえ先にやっていたというアドバンテージがあったとしても、ただ漫然としているだけではノウハウと熱意を持ったものにあっけなく負けてしまうということを表しているように感じたのだ。

 

私がモンストに費やしてきた9年間は真剣ではなかった。ただ、それでもこの現実はあまりにも悔しくて情けない気持ちになってしまった。とはいえ、このまま腐っていても仕方がないので試しにモンストを遊んでみると、やっぱり楽しいのだ。


ぺこらさんにランクを追い抜かれたことで、結果として自分ももう一度純粋に楽しいなという気持ちでモンストを遊べている。そのことには感謝しかない。そうすると、自分を追い抜いたぺこらさんに感じていた悔しさが、一変し一緒にモンストを遊んでいる同志というか、仲間のような気持ちが沸いてくる。

 

もうぺこらさんは私よりはるか先のランクにいるが、今ではそれを見ると自分も頑張ろうというやる気すら感じる。きっと、こうした気持ちは本来は近くの友人や、ネットでの知り合いたちと感じるべき感情なのだろうな。


仲間内で切磋琢磨して、気持ちを技術を高めていくのがきっと正攻法なのだろう。かといって、こうした感情をVTuberに感じることが悪いとも思わない。私のように年々、友人の減る身としては、こうして同じゲームを遊んでいるという安心感と結束感はとてもありがたい。


同じうような気持でいる人はこの世界にも多くいると思う。今回のぺこらさんの配信でモンストを始めた人がいるかどうかは分からないが、周りに同じゲームを遊んでいる人がいなかったり、ネットの知り合いも作れない人からしたら、たとえ一方通行の思いであったとはいえ、それは拠り所になるのだ。

 

少なくとも私にとっては、そうなっている。

 

おそらく、わたしはこの後もしばらくはモチベーションの高い状態でモンストを遊ぶだろう。

ぺこらさんからのモンストの進捗報告がある限り、私の気持ちはいくらか救われる。